2005年5月29日〜30日

京都造形芸術大学@CAFE


[物語]
とある青年が彼女にフラれた。理由は「芸術を理解していない理系男子」だから。自暴自棄になりながら、街を彷徨い、なんとか自分の気持ちを巻き返そうと、初めてのナンパをする。いい感じになる。が、目の前に現れた強面のにいちゃん。実はキャッチセールスで、自ら罠にハマっていた。最悪だ。誰も助けてくれない。なので、やけになり、そのにいちゃんを殺してしまう。あと、突然戦争が始まる。
別の場所では、今日もゲルニカテポドンが口論している。「芸術は戦争を止められるか」について。突然、戦争が始まる。テポドンの発射が始まる。それを「芸術」の力で喰い止めようと絵を描くゲルニカ。それを見ている青年。果たして、三人はどうなるのか!?

[公演後記]
たしか、あんま大学にも通ってなくて友達もギリギリ3人くらいで、ぼやぼやしながらも「芝居してーなー。」と思っていた。久しぶりに行った授業で大学の学長が「芸術は戦争を止められるんだ」と言い放っていた。なんだかもやもやと違和感と問題意識を感じてそこから脚本を書いてみた。公演にできそうな気がしたので、そのギリギリ3人に見せてみた。反応は「あ、まぁ、いいんじゃない」と言われた。「だったら、やろうよ」とごり押し強行。場所は、その脚本を見せたその場所をおさえて。そこに、ギリギリ知り合いプラス4人を加えて、結果8人で2週間後に公演を打った。たしかにむちゃくちゃ大変だった。でも、かなり、楽しかった。「またやりてーなー」と連発していた。ちょうど、世間ではあちらからテポドンが飛んでくることに備えて青森に自衛隊が集中していたハズ。

作・演/村上慎太郎
出演/岡元政樹、池戸宣人、南基文、村上慎太郎、弓井茉菜、岩澤慶典、磯村令子、諸江翔大朗
サポート/宇野恵理子、長田紋奈